- 星座占いの意外な始まり
- 12星座の基礎知識
- おひつじ座(牡羊座)の星座占い
- おうし座(牡牛座)の星座占い
- ふたご座(双子座)の星座占い
- かに座(蟹座)の星座占い
- しし座(獅子座)の星座占い
- おとめ座(乙女座)の星座占い
- てんびん座(天秤座)の星座占い
- さそり座(蠍座)の星座占い
- いて座(射手座)の星座占い
- やぎ座(山羊座)の星座占い
- みずがめ座(水瓶座)の星座占い
- うお座(魚座)の星座占い
星座占いの意外な始まり
私たちは自分が生まれた年月日に、太陽が黄道12宮のどこに位置していたかで星座が決まります。黄道12宮とは、太陽の通り道である黄道を12に分けて、それぞれに星座を割り当てたものです。
この太陽の位置によって決まる星座のことを太陽星座とよび、雑誌などでよく目にする星座占いは、この太陽星座を用いて占っています。そのため、しばしば太陽星座占いとよばれることもあります。
さて、この星座占いはいつから始まったかご存じでしょうか?
大昔、ヨーロッパの中世、さてはエジプト文明の時代など、古い時代にできたイメージをお持ちではないでしょうか。
実は、星座占いは20世紀初頭、アメリカの新聞社が他社との販売競争に打ち勝つべく新聞に掲載したのが始まりでした。
本来、星座占いを含む西洋占星術は、私たちの生まれた年月日、時間、生れた場所のデータから天体の位置を厳密に計算し、太陽、月、火星、水星、土星、木星、金星などの惑星と星座が絡み合う複雑な占いです。
しかし、この西洋占星術から太陽だけを抜き出し、しかもたった12の星座に分けるだけなら誕生日が分かるだけで良いので複雑な計算も不要、新聞に掲載するにはうってつけだったのです。
そんな星座占いはアメリカの新聞の読者にとっては斬新で、ありがたく、そして楽しいものでした。そして、あっという間に世界中に広がり現在に至るというわけです。
12星座の基礎知識
星座占いを始める前に、少しだけ12星座の基礎知識を学んでおきましょう。
西洋占星術の世界では星座のことをサインと呼びます。12サイン(12星座)は幾何図形や数字などの意味が重要視されており、実際に夜空にある星座とはほとんど関係がありません。
そして各サインには火、水、風、土の四元素とよばれるエレメンツが割り当てられています。
火は精神性、水は情感、風は情報、土は実際性を表しています。
また、活動性の資質としてダイナミックな活動サイン(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)、じっとつかんで離さない維持力のある固定サイン(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)、柔軟に調整し変化しやすい柔軟サイン(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)の三区分に分けられます。
さらに各星座にはそれぞれ守護星が決まっており、これらの要素が星座の性質に大きな影響を与えています。
おひつじ座(牡羊座)の星座占い
3月21日~4月19日生まれ。火のエレメンツ/活動サイン。
守護星は火星。
春分点から始まる1番目の星座がおひつじ座なので、いわば畑に種まきをすることがおひつじ座の役割です。
そのため、おひつじ座の得意分野は、新しいことに興味を抱き、社会の中に新しい動きを作り出したり、自分から何かを率先してチャレンジしていくことです。
また、おひつじ座は単純で素朴な自然児のような資質を持っているため、思いついたら何でもすぐに行動を起こす積極的な行動派タイプが多くみられます。
主体性に富んでいるため、仕事面に関しては、新しい分野を開拓していくリーダーになるのが良いでしょう。
恋愛面に関しては、『愛されるよりも愛したいマジで』が性に合っています。
おうし座(牡牛座)の星座占い
4月20日~5月20日生まれ。土のエレメンツ/固定サイン。
守護星は金星。
おうし座のあなたは、鋭い感性、センス、感覚、地域性、美意識などを持っているため、料理や音楽、芸術や美術といった分野で活躍できるでしょう。
おひつじ座が1番目の星座だとするならば、おうし座は2番目の星座です。おひつじ座が『天』を表しており、おうし座は『地』を表しています。そのため、地に根を張るようにしっかりとした安定性があり、物事を着実に急がずじっくりと進めていく傾向があります。
また、おうし座は物事へのこだわりを強く持てるため、好きなことをしつこく繰り返すことができます。
同じことでも地道に取り組んでいけば、成長を促せるでしょう。
ふたご座(双子座)の星座占い
5月21日~6月21日生まれ。風のエレメンツ/柔軟サイン。
守護星は水星。
風のエレメンツは情報や知識を表し、柔軟サインは臨機応変に対応することを表します。つまりふたご座は、情報や知識に対してフレキシブルに対応することができるのです。そのため、突然の環境の変化に強く、生活や仕事の中で様々な変化が起きても受け入れることができます。
また、ふたご座は3番目の星座になります。この3番目の星座は多彩な発展性を表しています。そのため、好奇心が旺盛で様々なことに関心を抱きます。流行にも敏感です。
しかしその反面、一つのことに深入りするのが苦手な性質も持っており、興味の対象は広く浅くなる傾向があります。
かに座(蟹座)の星座占い
6月22日~7月22日生まれ。水のエレメンツ/活動サイン。
守護星は月。
かに座は水のエレメンツを持ち、これは情緒、感情、気持ちがメインとなり、共感力が強く、人を育てるのが好きな性質です。
また、自分と相手との絆を大切にし、感じたことをや思ったことを仲間と共有することを好むファミリー感を持っています。
多くの人と仲間になり、集団を形成し、共有するものを大事にする一方で、自分たちとは価値観が異なる共感しにくいものには排他的で冷徹になることがあります。
恋愛面においては、かに座は水のエレメンツの活動サインですので、愛情面では受け身に回ることを非常に嫌います。自ら積極的に溢れんばかりの愛情を相手に投げかけるのが特徴です。
しし座(獅子座)の星座占い
7月23日~8月22日生まれ。火のエレメンツ/固定サイン。
守護星は火星。
しし座の人生のベースは遊びにあります。
自分が思いついたこと、創造的な意欲、夢、楽しみなどで、いつもワクワクしています。そして、どんなジャンルにおいても楽しいことなら追い求めいていく性質があります。
いつまでも若々しく、子供心を忘れずに楽しむことで周囲を魅了し、あなたのまわりには笑いが絶えません。しし座は天性のスター性を持っているのです。
一方、義務的なものや教育、束縛、しつけなどを嫌う傾向があります。自惚れ屋さんの性質をもっているため、仕事などで抑圧されると気分が一気に落ちることがあります。自分が楽しめる仕事を見つけるのが良いでしょう。
おとめ座(乙女座)の星座占い
8月23日~9月22日生まれ。土のエレメンツ/柔軟サイン。
守護星は水星。
おとめ座が象徴する人間の体の部位は腸です。腸は余分なものを排出する器官です。つまり、不要なものを排出し、中にはいれないという働きがおとめ座なのです。
そのため、掃除や整理など、管理することを好む傾向があります。実務能力が高く、几帳面さも持ち合わせているため、あらゆる仕事を器用にこなせることができます。
しかし、管理能力が高いが故に、相手に口を出しすぎてしまうこともあります。また、アバウトなことが出来ないタイプで、アメリカの占星術界では『大統領はおとめ座の人がなっていはいけいない』と言われています。部下に任せることをせず、なんでも自分でコントロールしてしまうので、周囲に不満やイライラがたまるからです。
おとめ座の人は、そうならないよう十分意識して行動するようにしましょう。
てんびん座(天秤座)の星座占い
9月23日~10月23日生まれ。風のエレメンツ/活動サイン。
守護星は金星。